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Solly,Japanese only

★ BB研究所 ★
シェアウェアを作ろう!

 今回は、シェアウェアに興味を持っている人を対象に、私の経験から公開、送金、サポートについて考察してみます。


1.シェアウェアをはじめるにあたり

正確な定義は他者に任せるとして、シェアウェアは有料ソフトのうち、ユーザが無料で試用して、気に入ったら送金できるものを指しているようです。
お金だけが目的なら、シェアウェアを作らない方がよいでしょう。なぜなら、通信費やツール代を入れると赤字にしかならないからです。シェアウェアをつくるより、請負でソフトをつくる方がよほど儲かります。
おそらく、黒字の人はわずかであり、更に生計を立てている人は一握りでしょう。
もっとも、「これはすごいぜ!みんな使わずにはいられないっ!」というソフトを作った場合はこの限りではありませんが・・・.

私の場合は、経営のシミュレーションのつもりでやってます。いわば、ソフトウェアはどのようにすれば受け入れてもらえるのか、リリースのタイミングは?宣伝は?と言ったところを楽しんでいます。
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2.パスワードをつけるべきか?

広く使ってもらおうと思えば、つけない方が良いと思います。逆に送金していただいた人が馬鹿を見ないよう公平を期するなら、つけた方がよいと思います。当然ながら、パスワードをつけた方が送金率が上がります。

パスワードには固定式と、ユーザごとにパスワードを発行する個別式があります。パスワードをつけるなら個別式をお勧めします。固定式の場合、パスワードが出回ってしまうことがあるからです。しかし、毎日何本も売れるような人気ソフトの場合、対応しきれないので固定式やニフティ送金番号を使った方式が用いられています。

ここで、ニフティ送金番号とは、どういったものかを簡単に説明します。
みなさんご存じの通り、パソコン通信のニフティには送金代行サービスがあります。このサービスを使って送金した場合、ニフティから送金番号が発行されます。この送金番号をパスワードに使用するのです。書式は簡単ですが、これを知らない人が殆どなので個別パスワードがわりに使用できます。

パスワードについては、作者間でも良く議論されるので、ニフティSWINFOの15番「作者連絡会議室」を参照すると良いでしょう(ただし、ニフティにシェアウェア作者として登録する必要があります)。
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3.試用期間の制限

シェアウェアには、無料の試用期間が必須ですが、制限についてもいくつか選択肢があります。
以下に考えられるものを挙げてみました。
多分、上記のうち、下の方ほど送金率が上がると思われますが、使ってもらう確率が減ると思われます。

特に、「機能制限」は、ユーザから見て使用感が明らかに想像でき、かつ付加的なものを制限すると良いでしょう。制限する機能を間違えると、そのソフトの評価自体が下がってしまうので難しいところがあります。ゲームなどは2面以降を制限するとか、セーブができないとか簡単なのですが・・・。

私の場合は、「BB虫めがね」で「機能制限」、 「ImgWeb」で 「期間制限・期間が過ぎたら、使用できなくなる」 を採用しています。
結果としては、「機能制限」の方が成功しているようです。
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4.公開

公開については、自分のホームページからの公開だけでは、殆ど意味がありません。
積極的にダウンロードサイトやパソコン通信へアップロードする必要があります。
以下に有名どころを列挙しておきます。
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5.体験版は必要か?

シェアウェアの場合、ユーザから敬遠されて最初から使ってもらえないとが多いように思われます。

そこで、「ImgWeb」に機能限定した、「ImgWeb フリー版」を出して実験してみました。すると、フリー版は非常に良く出て、本家の「ImgWeb」の送金数も増えました。このことから、機能縮小のフリー版(体験版)を出すことは非常に有効だといえます。

次に、期間限定の体験版を「BB虫めがね」で作ってみました。しかしここで困ったことが出てきます。期間限定にすると、ニフティは良いものの、ベクターには出しにくくなってしまいます。なぜなら、ベクターの場合、申し込んでから反映されるのに1週間程度かかるからです。それだけ、試用期間が少なくなってしまいます。また、すぐに価値を失ってしまうソフトにベクタースタッフの労力を使わせるのも気が引けます。このため、期間限定体験版は自分のホームページとニフティだけで公開しています。

体験版は、製品版に先行して10/13に公開し、製品版は10/16に公開しました。この間売れた数は0です。その正式版公開後の1日の送金数は2でした。これだけを見るといつもと状況は変わっていないように思われます。
あとは、試用期間の過ぎる12月の売り上げがどうなるかを見守りたいと思います。そのころになったら、結果を報告します。
【改訂:その後】
その後、更にマイナーバージョンアップして、体験版と同時にリリースしたら、
非常に良く出ました。このバージョンだけで30本以上も送金がありました。
体験版で、体験した人が送金してくれたに違いありません。このため味を占めて体験版の第2段を出していますが、 今度は全然効果がないようです(T_T)。なかなか、うまくいきませんね。
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6.送金方法はどれがよいか?

送金には、現金書留、為替、銀行振込、郵便振替、送金代行、eキャッシュなどがあります。私はその内、一般的な、銀行振込、郵便振替、送金代行を使用しています。送金代行には、いくつかありますがこのうち特に効果がある(と思われた)、ニフティ,NET-U,シェアレジを使用しています。
以下にそれぞれの説明をします。
以下、今年の3月(シェアレジがはじまった段階)から、9月までの間における私のソフトの売行きの割合を示します。

私の場合は、郵便振替と銀行振込は、金額が高いので一般的にはこれらの割合がもっと大きいはずです
送金代行の中では、ニフティがダントツです。やはりユーザ数の多さと実績(=安心感)があるのでしょう。しかし、シェアレジも開始して間もないのわりには順調な滑り出しです。これに対して、NET-Uは苦戦しています。最大の弱点は、身元確認のために入会しなければならないところだと思います。だれも、そんな面倒なことはやりたくないでしょう!同様に面倒そうなのに、WebMoneyがあります。こちらはコンビニで買えるようですが売れ行きはどうなのでしょうか?サービス開始前に私のところへもお誘いが来たのですが、しばらく様子見ということで待機しています。

【改訂:その後の推移】
最近は、「ImgWeb」に関しては完全にシェアレジの方が多くなっています。
それに対して、「BB虫めがね」は依然ニフティの方がほとんどです。
非常に興味深い結果となってきました。HELPファイルの送金法の記述はどちらもほぼ同じであるので、 金額の違いによるものとしか、思えません。ユーザからしてみれば、シェアレジの手数料100円が 安価な「BB虫めがね」(500円)では負担が大きく見えるのでしょうか?それにそても、「ImgWeb」 (700円)は若干値段が高いだけでシェアレジの割合が多いのが不思議ですね。

あともう一つ非常に期待している送金代行があります(いまのところ、なにもアクションはおこしていませんが)。
頂いたメールをそのままご紹介しましょう。

('98/10/13)
拝啓
突然お邪魔致します。

弊社(NTTプリコムマルチメディア事業推進部門)は、インターネット上の
有料コンテンツ向けに、情報課金代行サービス(マルシェ アベニュー)を
行っています。
お客様(ユーザー)からは契約なしで情報料(コンテンツ料)を、毎月の電話
料金とともにNTTが回収します。情報提供者様(コンテンツ提供者)には、
NTTが回収した情報料を毎月まとめてお支払いします。
低額(いまのところ1件300円まで)の有料情報を低コストで回収するシス
テムです。
それ以上の金額に対しましては、情報を分割する形式で対応しております。
現在コンテンツをお持ちでしたら、情報料(コンテンツ料)を弊社が代行して
回収致します。一度ご検討下さい。

システムの概要を次のページでご案内しています。
http://www.pricom.ne.jp/
ではご連絡をお待ちしています。

敬具
なんと、あのNTTが料金を回収してくれちゃうのです。
Q2と同じです。ユーザからしてみればこれほど楽な方法はありません。
今後もっとも注目すべき成長株でしょう!
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7.売れるシェアウェア

売れるシェアウェアはどうすればよいのでしょうか?
ホントは私が知りたいのです。 もちろん、すばらしいソフトを作れば良いのですが、その他にもテクはあります。
私自身の経験と研究の中から効果がありそうなものを挙げていきしょう!
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8.雑誌の効果

雑誌掲載は長期的には、効果があるようですが、短期的には殆ど効果がありません。
たまに、大きく扱ってくれるとそのときは2・3本程度売れます。
雑誌社とはしては、IDG「PC Week日本語版」が一番で、これに載ると、ちょろっと売れます。
多分、読者の購買力が違うのでしょう。
いずれにしても、掲載依頼に対しては快く応じましょう!
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【改訂記録】
1998/10/17版:公開
1999/01/04版:全体見直し
2000/11/25版:ニフティ記事追加

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